何か生み出したさ

　クリエイターに憧れる
　すげーよく分かる。自分も「何か生み出したい」って気持ちにはよく翻弄されてる。翻弄されるけど何かを生み出すほどの出力はないから結局何かを生み出すには至ってない。
　「ヲタクなのに何も生み出せない。何かを生み出せる事はヲタクにとって最大のステータスなのに（少なくとも自分はそう思っている）、自分は何も生み出せない」って事で悩んだことは数え切れないぐらいあるけど、結局何も生み出してないからマジで意味がわからない。
　何かを生み出そうとした事はあるが、継続はできなかった。プログラミングはコピペまみれでSTG作った所でやめてしまった。人によっては一週間でたどり着けるだろう。絵もやってみたが一月で飽きた。モノづくりはどうにも興味が湧いてこない。小説はとある深夜に３０００字程度書いたあと、駄文を添削するのが苦痛すぎて二度とやらないと決めた。
　正直言って、何かを生み出そうという強い気持ちがあるわけではない。ただ漠然とした「何かを生み出したい」気持ちや「ヲタクなんだから何かを生み出なければ」という強迫観念だけがうっすらと心のなかをずっといつまでも漂っている。
　明日の自分が急に絵にでも目覚めて、そのまま可処分時間をスケブやペンタブにぶつけ続け、ふと気づいたらもの凄い絵を簡単に生み出せるような自分になっていればいいのにってそんな幼児的万能感。こんなもの早くなくなってしまえばいいのにといつも思ってるけど、それがいつか何かを生み出すエネルギーになってくれるかも知れないと思うと完全に捨ててしまうのも少し惜しい気がしてしまう