跡地(暫定)

さてと、どうすっかなこのブログ

最近バンドルサイトでばっかゲーム買ってる

導入:バンドルサイトって何よ

簡単に言うと「ゲームのデータをすげー安く抱き合わせ販売してくれるサイト」
Steamとかでお馴染みのゲームダウンロード販売は、「データだけを売るから極限まで安く出来る」って特徴があるんだけど、それが来るところまで来た感じなのがバンドルサイト。
チャリティーとかも関係してるらしくてありえない程安い。

Humble Bundle
Groupees

自分がよく使うこの2つのサイトだと1$でゲームが三本ぐらい買える(値段は自由に決められるので貧乏臭すぎて嫌ならもうちょっと払うことが出来る。1$は最低価格なのでこれよりは下げられない)
Steamで買うとセール時に買いあさっても5$や10$するような組み合わせの物が1$なのでついつい買ってしまう。
バンドルサイトは他にいくつもあるけど、品揃えや値段的にHumble Bundleだけ定期的にチェックしておけば十分な気はしないでもない。こういうお安いサイトの中には何か裏がありそうなのが紛れててもおかしくなそうだし、最大手以外は手を出したくないってのもある



本文:人間って安さになれちゃうと駄目ね

バンドルサイトで凄く安くゲームを買うのに慣れちゃうと他でゲームを買おうとしても「まてよ……買った直後にバンドルサイトに来たら何か損した気になるぞ」とマーフィーの法則を懸念してSteamなどでゲームを買うのが躊躇されてしまうようになった。
本当に幼い頃、僕は定価で普通にゲームを買っていた。貯めたお小遣いやお年玉を握りしめてゲーム屋に行き、超大手メーカーのナンバリングタイトルを購入してじっくりと大切に遊んでいた。ゲームの本数の少なさは友達とゲームを貸し借りすることで補っていた。借りパクもされた、DQのデータも消しあった。一つのゲームへの熱意が強い時期だった。
少し大きくなって、友人から中古でゲームを売り買いできるお店の話を聞いた。中学生~大学生ぐらいまでの間は中古屋に本当にお世話になった。SFCの名作が500円で買えたり、最近のゲームでも売れ行きの悪いものは1000円程度にまで値崩れしている光景には衝撃があった。ゲームが投げ売りされる光景との出会いである。
数年ほど前、僕はSteamに出会った。ゲームのダウンロード販売という物に最初抱いていたイメージは胡散臭さだ。違法に抜き出したデータをばら撒いてるのではないだろうかとすら思っていた。遠巻きにダウンロード販売の話を眺めていく内に、少しずつそれは世の中に普及していき認められていった。「データだけだと不安」という思いは、アカウントの紐付けが解消してくれた。「中古で売り直せない」という部分は「中古で売り買いする手数料よりも安いセール品」の存在がかき消した。不信感はダウンロード販売があらゆる分野で次々と一般化する内に消えていった。

そうして僕のゲームをダウンロードで買う日々が始まった。いくら積み上げても部屋もHDDも圧迫しないアカウント紐付けのゲーム購入の快適さ、小さなものなら毎週のようにやってくるセール販売、名前だけは知っていたがプレイする機会は無かった名作洋ゲーの数々、そうして僕は積みゲーを悪化させた。
中古屋やブックオフで積んできたゲームにも手を付けていない物は多数あった。そのうえで更にゲームを積んだのだ。積まれすぎたゲームへの情熱は今どれぐらいあるのだろうか。
それなのに僕は更にバンドルサイトで新しくゲームを積み上げていく。
ゲームを定価で購入するほどの意欲はもうほとんど残っていない。数年に一本あるかどうかの、どうしてもどうしてもやりたいゲームだけしか定価で購入する気はない。ソレ以外のゲームは、1本0.5$でも購入するかどうかを迷うようになった。僕は安さに慣れすぎた。安くゲームを買うことに慣れすぎて、ゲームを積むことに慣れすぎた。積み上がったゲームにうんざりすることに慣れすぎて、ゲームを普通の値段ではちきれんばかりの情熱を持って買うことから遠ざかりすぎた。