跡地(暫定)

さてと、どうすっかなこのブログ

ゲームは1人プレイか1VS1に限る

 DOTA系・MOBA系と呼ばれるゲームジャンルがある。作品によってばらつきはあるが大部分は5人程度のプレイヤーでチームを組んで20分~1時間程度の試合を行う。このジャンルの特徴に「ギスギスしやすい」という物がある。それはこのジャンルが「下手なプレイヤーが自分チームにいると圧倒的に不利になる」ようにデザインされているからだ。そのため負けそうになったチームの間では激しい責任転嫁が始まる。
 厄介なことに最終的に勝てる試合でも「こんなのが何度も続いたら負ける」といった状況は何度もやってくる。そのプレッシャーに耐えられないプレイヤーが一人チームにいたら、そのチームはもう滅茶苦茶になる。当然そんなゲームはやっていても面白くはない。すると誰かが「もう投了(サレンダー)しよう」と投票を募る。そうして数十分の試合は泥沼の良い争いだけを残して終わってしまう。実に虚しいことだ。
 
 これは何もMOBA系に限った話ではなく多人数プレイのゲームならどこでも起こりうる話だ。その環境に適応するには「驚異的なスルー力を身につける」か「荒れる状態を楽しめるような人間になる」かのどちらかだ。後者になってしまうと段々と荒れた状態を求めるようになり、最後は自分から積極的に場をかき乱すようになってしまう。つまり、まともな人間でいたいならスルー力を鍛えるしか無いのだ。私はそれが出来なかった。
 だから私は今日も一人で黙々とオフラインでゲームをしたり、誰かと1VS1で戦い敗北の責任を一人分だけしか背負わされない安全圏にこもっている。